打撲や捻挫(ねんざ)、肉離れなどのケガをした時の対処法が、いま大きく変わりつつあります。これまでは、「アイシング」で患部を「冷やす」ことが推奨されてきましたが、スポーツの現場を中心に、ストレッチや「温める」処置を取り入れるケースが広がっているのです。今回は、スポーツ医学の専門家・国際武道大学教授の笠原政志さんに、最新のケアを教えてもらいます。 最初に取材班が訪ねたのは、東京パラリンピック日本代表チームでも活躍した車いすバスケットボールの北間優衣選手です。衝突や転倒が少なくない試合や練習でのケガについて「アイシングを使うことはほとんどない」といいます。所属チームのトレーナーで鍼灸師の阿部峰歩さんも「ケガを早く治すためには、アイシングを使わない」とのこと。患部を動かして血流を促進することが大切だといいます。 一方、「アイシング」とは反対に「温める」ケアを取り入れているのは、女子フィギュアスケー
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