女性に声をかけるスカウトとみられる男性(京都市下京区四条通河原町) 画像の一部を加工しています 京都市の四条河原町や祇園一帯で、スカウト集団が女性に声をかけ、性風俗店にあっせんする違法行為が横行している。仲間が経営するバーで法外な飲食代を請求し、支払えなくなった女性を半強制的に働かせており、手口は悪質だ。市内の女性を大津市のソープランド店にあっせんしたとして、滋賀県警は職業安定法違反(有害業務紹介)容疑で京都の大学生らを逮捕した。きらびやかな京の繁華街の「裏の顔」を追った。 祇園の雑居ビル3階の会員制バー。20代前半の女性は2015年の冬、市内の有名私立大生だという“交際相手”の男性が働くこの店に通い始めた。毎週末、男性や他の店員に囲まれながら、朝まで飲食を続けた。男性に好かれたい一心で、10万円超の高級シャンパンを次々と注文した。料金が気がかりだったが「ツケでいい」と言われて安心した。2