ビールを飲んでいる。 世の中に対して、言いたいことが湧いてくるけど、それを抑える、というのを繰り返している。 思えばずっとだ。 なぜなのか。 誰かを傷つけないための配慮だったり、何か嫌な予感がしてとりあえずリスクを避けようとすることもある。 答えを探してぐるぐるしているうちに、なんだかよく分からなくなることもある。 理由が分からない場合もある。 それは何かの圧力なのかも知れないし、自分のプライドなのかも知れない。 何か他の理由があるのかも知れない。 確かなことは 「何か言いたい」ということだ。 言いたいことがあるのは良い。言えなかったとしても。 それは僕がまだこの世界にむけて表現することがある、という証だ。 きっと、あなたにとってもそれはそうなんだ。 ヒロという友人がいた。 「クレイジークレーマー」という曲のレコーディングに彼を呼び、「なんでもいいから何か吹き込んでくれ。世の中に対して言い