通信の高速化と端末の高機能化が進むにつれて、携帯電話の消費電力は増大し続けている。この問題は、常に端末メーカーを悩ませてきた。リチウムイオン充電池の性能向上よりも速いペースで必要な電力量が増えているため、300~400時間程度の待受時間があっても、通信を行ったり、搭載されているさまざまな機能を利用すると、2時間から4時間ほどでバッテリがなくなってしまう。4月1日から本放送が始まるワンセグや、秋にサービスが開始される地上デジタルラジオなど、今後登場する新サービスや新機能への対応も考慮すると、さらにバッテリの持ちは悪くなることが予想される(ちなみに「W41H」は最長3時間45分、「W33SA」は最長2時間45分のワンセグ視聴が可能)。 KDDIの村上執行役員は、今や社会のインフラとして活用されている携帯電話が、頻繁に電池切れを起こさないですむように、長時間のバッテリ駆動を可能にする燃料電池には
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