近年、クラウドサービスの導入を推進する企業が増えています。 クラウドサービスは導入コストやランニングコストが低いため、社内情報システムの転換期にある企業や収益性を高めたい企業にとって魅力的です。 ところが、クラウドサービスにもリスクが潜んでいることがあり、注意が必要です。今、どのようにクラウドサービスの普及が進み、その利用上、何が課題になっているのかをみていきましょう。 普及の進むクラウドサービス モバイルデバイスの普及などによって、情報システムはWindowsやMac OSに偏った環境から複数のアーキテクチャへの対応を求められています。専用の環境やアプリケーションを必要とせず、データ共有も容易なことも、クラウドサービス導入を後押ししています。 総務省の調査によれば、平成22年末から平成23年末にかけての1年間でクラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は14.1%から21.6%へ7