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水村美苗に関するkmiuraのブックマーク (7)

  • 『日本語は亡びない』 と『日本語が亡びるとき』: 試稿錯誤

    金谷武洋『日語は亡びない』(ちくま新書)が出版されたので中味も見ずに購入した。2008年に出版された『日語が亡びるとき』(水村美苗著、筑摩書房)を批判するために書かれたである。しかし読んで忽ち失望した。まるで批判になっていないからである。批判といえる部分は全八章のうち第一章だけ。しかし、これは全面的に金谷の責任ではあるまい。もともと、批判に足る論点が少ないし、水村の文章もきわめて分かりにくい。金谷さんは持論である日語論(日語に主語はない)をこの書物で再説してお茶を濁している。 『日語が亡びるとき』は出版されてすぐに私は購入した(初版第一刷)。しかし、あまりに著者の独りよがりの発想が多く閉口した。ほとんど投げ出した、といってもいい読み方しかできなかった。このの帯にはこうある: <「「西洋の衝撃」を全身に浴び、豊かな近代文学を生み出した日語が、いま「英語の世紀」の中で「亡びる」

    『日本語は亡びない』 と『日本語が亡びるとき』: 試稿錯誤
  • 日本語は奇跡の言葉:水村美苗(小説家)(1)(Voice) - goo ニュース

    語は奇跡の言葉:水村美苗(小説家)(1) 2009年2月20日(金)09:00 取材・構成 尾崎真理子(ジャーナリスト、読売新聞文化部記者) たとえ世界経済が多極化へ向かおうとも、「英語」という文化の“貨幣”はますます一言語だけ強くなる。日語、ならびにフランス語やドイツ語ロシア語さえも、21世紀を生き延びていくのは難しい――。そう予言する作家・水村美苗さんの評論『日語が亡びるとき』(筑摩書房)をめぐって、盛んな論議が巻き起こっている。 いずれは英語を第二公用語とするために、日は国民総バイリンガル化をめざして、英語教育を強化すべきか、あるいは「国語」を固守すべきなのか。それにしてもなぜ、多くの日人は、かくも英語が苦手なのだろう……。 さまざまな難題に、豊富な学識と異文化との狭間に立った体験から答えを示しつつ、水村さんはインターネットによって加速する文化のグローバリズ

    kmiura
    kmiura 2009/07/21
    うーむ。欲をいうが、小説だけ書いていて欲しい。
  • 今週の本棚:池澤夏樹・評 『日本語が亡びるとき…』=水村美苗・著 - 毎日jp(毎日新聞)

    ◇『日語が亡びるとき--英語の世紀の中で』 (筑摩書房・1890円) ◇世界の言語状況、明快に解き明かす 一見して挑発的なタイトルだが、それを裏付けるだけの論旨を盛った、奥行きのある、説得力に富んだである。筋の通った展開が知的興奮を誘う。 巻頭は、アメリカ合衆国アイオワ州に各国の作家が集まって開かれた創作プログラムの体験談。これが今の世界の言語状況の見取り図になっている。何語で書くかを選ばなければならない作家が多いのだ。 日文学の場合、作家たちには日語で書くことを選ぶという意識はない。日には豊かな近代文学の伝統があり、充分な数の読者がおり、大きなマーケットがある。それが幸運な偶然によって成立したことを、水村は書の四章「日語という〈国語〉の誕生」と五章「日近代文学の奇跡」で立証する。 まず、日中国という大きな文明の近くにあって、しかも近すぎなかった。漢字を用いながら仮名を

    kmiura
    kmiura 2008/11/26
     万歳問答になってないかこれ。らしくない… というかこの人はウェブをあちこち読んでいる方だから、ホントに万歳なのかもしらん。
  • Kumamoto University Repository System: 水村美苗『私小説 from left to right』試論 : 異言語混交文の必然性をめぐって

    HOME English 検索 詳細検索 一覧表示 著者 収録種別 日付(刊行年月日) 掲載誌一覧 ダウンロードランキング 所属一覧 全一覧 文学 [915] 法学 [475] 教育学 [2706] 理学 [272] 医学 [466] 薬学 [60] 工学 [2953] 社会文化科学研究科 [392] センター等 [588] 事務局 [99] 附属図書館 [4116] 博士(学位)論文 [2143] 登録利用者: マイ・リポジトリ (熊大学統合認証) 登録利用者 マイ・リポジトリ (リポジトリ認証) Kumamoto University Repository System > 文学 > 文学部論叢 > 登録ファイル ファイル 記述 サイズフォーマット 091号コミュニケーション情報-007.pdf772KbAdobe PDF見る/開く タイトル :水村美苗『私小説 from left

    kmiura
    kmiura 2008/11/11
    水村美苗『私小説 from left to right』試論 -異言語混交文の必然性をめぐって 溝渕園子 熊本大学文学部論叢溝渕園子 >temjinusさん経由。http://d.hatena.ne.jp/temjinus/20070830
  • 『本格小説[上]』 水村美苗 | 新潮社

    ◆完成したら「死んでもいい!」 ――前作『私小説from left to right』は横組み英語混じりの小説として話題になりましたが、あれから七年、ついに最新作『小説』が刊行されます。『私小説』完成時には「死んでもいい!」というカタルシスを感じられたそうですが。 それが今回も「死んでもいい!」と思ったの(笑)。これ以上はありえないような大きな達成感があります。今となっては、なんで前の作品でそう思えたのかが不思議。私は作家になったのが遅く、だらだらと無駄な人生を歩んできた、小説の執筆に役立たない捨て札ばかりの人生を歩んできた、とずっとそう思っていたんです。それが『小説』を書いているうちに、捨て札があれよあれよとすべて生き札となったの。大変な歓びがありました。 ――『私小説』の次が『小説』。今回も、アメリカで文学理論を学んでおられた水村さんらしいタイトルですね。 どうも、えらそう

    『本格小説[上]』 水村美苗 | 新潮社
    kmiura
    kmiura 2008/11/11
    "日本の戦後世代は平等教育を徹底的に受けていて、それが輸入されたマルクシズムやら、昔からの農耕社会のモラルやらと重なって、日本の近代文学を呪縛している。人々が階層化されたところを描くとしたら、今なおそ
  • リービ英雄と水村美苗の語る日本の階級構造 - mmpoloの日記

    先日紹介したリービ英雄「越境の声」(岩波書店)で、リービは水村美苗との対談で日社会の階級構造に触れている。「階級と日文学」という小見出しがつけられた章は、 水村美苗  それに加えて、やはり小説の市場が大衆化されたというのもあるでしょう。みんなが喰うや喰わずやで貧乏だった時代には、みんながを読める時代が来るというのが理想としてあり、現実がその理想に到達していないことの方に眼が行ってしまっていた。ことに文学なんてやっている人間は、後ろめたい思いが強いから、そういう問題意識をずっと引きずってやってきたんだと思います。ところが現実のほうはさっさと先に進んでしまい、気がついたらみんながを読める時代にとっくに突入していた。大衆がの市場を左右する社会に突入していたんですね。でも、日人は大衆化というものについて考察したがらない。貧乏だったのと、マルクシズムが強かったのとがありますが、そこにさら

    リービ英雄と水村美苗の語る日本の階級構造 - mmpoloの日記
    kmiura
    kmiura 2008/11/11
     いいたいことはこれか。"同じ文学と名がついても大衆が読む本と一部の人間が読む本とが二分化されるということですね。ただ、それが自覚されていない、というよりもそのことを自覚することに抵抗があるんです。"
  • 水村美苗『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』を読む。 - 【海難記】 Wrecked on the Sea

    私、餡子のためなら逆立ちだってしますよ。 こじらせている。 べたいと思ったらべたいのである。 ここが北カリフォルニアの片田舎であろうと、私があんみつがべたいと思えば、あんみつは今すぐ作ってべなくてはいけないものになる。いしん坊の思考は凄まじい。 子供が観ていたアニメで、赤ちゃんが空の…

    水村美苗『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』を読む。 - 【海難記】 Wrecked on the Sea
    kmiura
    kmiura 2008/11/11
    真打。そういえば”極西文学”宣言を思い出した。/”ようするに柄谷行人が「広田先生」、岩井克人が「野々宮君」、そして水村氏が「美禰子」といった役どころの茶番劇を見せられている気がする。”うわー。
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