東京電力は30日、東電福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋地下にたまっている水が急激に増えていると発表した。同日午前7時までの24時間に水位が198ミリ上昇、深さは5.7メートルになった。前日の上昇は11ミリで増え方は18倍。降雨で流れ込んだ水が影響していると考えられるという。 同原発では、原子炉内に注水している水が何らかの経路で建屋などに流れ込んでいると見られている。東電はたまった水を近くの集中廃棄物処理施設に移送している。 東電によると、30日午前7時までに、タービン建屋にたまっている水の水位は2号機が61ミリ、3号機が42ミリ、4号が36ミリ上昇。降雨の影響で全般的に上昇する傾向にあるという。