「慰安婦」問題に焦点を当て、戦時性暴力の被害と加害の資料を集めた「女たちの戦争と平和資料館」(wam)のブログです。 昨日(2014年9月16日)、参議院議員会館で「もの言えぬ社会をつくるな」という集会が開かれました。そこで、8月5・6日の朝日新聞の「慰安婦」報道をめぐる昨今の報道について、論点を3点に整理をして反論を提示しました。短いものなので、発言原稿を以下に共有します。 *************************************** 論点1:朝日新聞の吉田清治報道が世界の世論を作ったか? 答えは否です。世界に衝撃を与えたのは、1991年8月の金学順さんの名乗り出です。このニュースをきっかけにオランダ出身でスマラン事件の被害者、ジャン・ラフ・オハーンさんも名乗り出て証言することを決意しました。その後、台湾、フィリピン、中国、インドネシア、マレーシア、さらには東ティモール