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ブックマーク / spikemilrev.com (2)

  • Spike's Military Affair Review

    前回の「私見:白リン弾の問題点」で書かなかったことについて、ここでまとめておきます。 すでに説明しているように、白リン弾は「多目的」な砲弾です。発煙だけの目的に使用されるのではなく、焼夷兵器として使われてきた歴史があります。私は以前から戦記を読む内に、この事実を知り、当然のことだと思ってきました。 たとえば、映画「ワンス・アンド・フォーエバー」の原作には、著者のハル・ムーア中佐が白リン弾を榴弾砲で北ベトナム軍に用い、大きな効果をあげたことが書かれています(角川文庫版・p223〜224)。映画にこの砲弾は登場しませんが、白リン手榴弾の誤操作によって米兵の頬に火がつき、燃える白リンを戦友がナイフで肉ごと切り取ろうとする場面があります。これは少量の白リンであっても、人体に着火できる能力があることを示しています。 この種の意見は他にいくつでも見つけられます。逆に、「白リン弾は役に立たない。何発撃

  • 私見:白リン弾の問題点 - Spike's Military Affair Review

    以下の見解は、global-security.orgの白リン弾に関する解説文の日語訳と共にお読みください。 ウィキペディアに見る情報の混乱 先に掲載したglobalsecurity.orgの白リン弾の解説を読むと、ウィキペディア日語版の記事が誤っていることがよく分かるはずです。白リン弾にはかなりの危険があり、単に煙幕を発生させるだけではありません。 先に私が指摘した焼夷効果については、ウィキペディアの記事は現段階では修正されています。以前は「照明効果および焼夷効果は持っていない。」と書かれていましたが、「照明効果および焼夷効果も持っている。」と正反対になり、さらに「照明効果および焼夷効果も持っているが、その効果は極めて限定的なものに留まる。」と書き換えられました。未だにすべての問題が修正されたとは言えません。率直なところ、英語版の白リン弾の記事をそのまま翻訳した方がずっと人びとのために

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