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ブックマーク / yojimbonoyoieiga2005.seesaa.net (1)

  • 黒澤明版シナリオ『暴走機関車』(1966)挫折した、男だけが登場する武骨な作品。

    とうとう映画化されることなく挫折してしまい、黒澤明監督のスランプ時代の幕開けとなってしまった忌まわしい企画、それがこの『暴走機関車』です。1985年になって、突然コンチャロフスキー監督によって、映画化され、ようやく日の目を見ました。 しかし出来上がった作品からは黒澤版のシナリオが来持っていた、シンプルな暴走機関車の迫力と疾走感、テンポと演技の武骨さ、そしてアメリカを意識したために、脚チームが要所要所に息抜きとして入れていったジョークを中心にしたユーモアがほとんど消えてしまっている。 その代わりに盛り込まれたのは、訳のわからない刑務所長との確執と妥協なき追跡、何故か乗っている女性社員と若い犯人とのラブロマンス、黒澤監督ならば絶対に挿入しなかったであろうロング・ショットでの機関車の姿など、才能のない監督が撮ると、ここまでシナリオが駄目になってしまうのかという悪い見が次から次に示される。

    kmiura
    kmiura 2011/06/13
    はたと「暴走機関車」って映画があったなと思ってしらべたら黒澤明のシナリオだったとはじめて知った。
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