ノートの書き写しは、テスト前の勉強法の中でも時間のかかる方法だ。しかし学生時代を振り返ると、筆者にとって本当に有効な学習方法は唯一これだけだった。今秋、8年ぶりに学生に戻って講義を受けることになった。来週にはノートにペンを走らせているはずの筆者だが、今度こそ完璧な戦略で臨むつもりだ。「コーネル大学式ノート作成法」を正しく実践するのだ。 コーネル式については、過去にもこの記事(7月24日の記事参照)やここで取り上げたが、今回は、学期を通して――書き写しすることなく――学習・参照がスムーズに行えるノートの取り方について詳しく見ていこう。 コーネル式にページをレイアウト コーネル式にのっとり、以下のようにノートを3つの領域に分割する。 ノート欄(右)には、受講中に講義の内容を書き取る。短文や単語で、後に自分が必要とするであろうファクトを書き取っていく。必要のない言葉はすべて省略する。箇条書きにす
Disclaimer このブログは高広伯彦の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。 Powered by Movable Type 3.17-ja 僕のものの考え方について、よく聞かれるので。 僕が一番大事にしている能力に「セレンディピティ serendipity」というのがあります。 というか7−8年ぐらい前に知って、「あ、これだ」と思った言葉なのですが。この訳語は色々あります。しかし、僕が一番好きな訳語は「掘り出し上手」っていうもので、「色々探しているうちにいいものを見つける」、といった能力を指します。 面白いのが、メディア論の創始者マーシャル・マクルーハンは自らのメディアへの探求を probe といっていて、「手探りをしておこなう金庫破りのようなもの」と彼自身言ってます。 「探っていくうちに身に着ける
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