2013年10月3日のブックマーク (4件)

  • 『ヨーロッパ史における戦争』はスゴ本

    戦争は社会を規定し、社会は戦争を規定する。 ヨーロッパ史を通じ、戦争歴史と社会の変遷は両軸を為していることが分かるスゴ。ヨーロッパ社会はもとより、今日の歴史戦争を通じていかに形成されてきたかについて理解できる。 戦争が常態化している中、平和とは単なる一時的な秩序に過ぎないのはなぜか。戦争の原因として宗教や経済から眺めるのは、見えてる部分だけで語ることに過ぎぬ。戦争歴史を通じて社会にロックインされており、この現状を築き上げたのは、他ならぬヨーロッパだということが分かる。 ヨーロッパの歴史を考察し、社会変化に伴う戦争の様相の変遷を概観した一冊。わずか250頁に1000年間の戦争歴史が包括的かつ体系的に圧縮されており、戦争を考える上で入門書であり基書になる。 書は、政治、経済、社会制度、技術戦争目的、そして現実の戦争の様相の相互関係を明確化している。著者は、社会が変化するに従って

    『ヨーロッパ史における戦争』はスゴ本
  • ゆかしの挑戦状

    満期時の金融危機。インデックス投資で乗り切れますか?・・・インデックス投資家に向けて見事解読せよ!との怪文書が出回っております 問題となるメッセージはこの広告から発せられています ※キャプチャ画像ですので広告先にはリンクしません ダヴィンチコード? 裏死海文書? ポーネグリフ?・・・投資十八番のぐっちさんですら「意味が分からない」「意味が分かりません」と繰り返し語るほどの難易度です 分解して考える 満期時の金融危機・・・インデックス投資家にとって満期時とは何なのか? 信託期間ならばインデックス投資に欠かせないETFやインデックスファンドの場合は無期限が一般的 この時点で満期時の金融危機の満期とは投資商品についての問いではなさそうです 人生においての満期ではなかろうか これが一番可能性が高そうです それならば定年時の金融危機と書けばよいものを・・・実にゆかしなメッセージと言えそうです そう!

    ゆかしの挑戦状
  • 池田信夫はなぜまともな作文をするのがこれほど困難なのか

    経済評論家の池田信夫氏が『「軽税国家」日で増税はなぜこれほど困難なのか』で、負担と受益のバランスが崩れているので、増税に関して国民的合意が取りづらいと主張している。趣旨が分からなくも無い部分もあるが、色々と事実誤認が多くて問題点が多いし、消費税率引き上げに賛成してきた今までの池田氏の論と整合性が無い。 消費税の税率に関して、日は軽減税率が無いので実効税率が思ったよりも高いことを忘れている。「EU(ヨーロッパ連合)諸国のほとんどは15~25%で、アメリカは州によって違うが10%以下。日のように5%というのはカナダと台湾とナイジェリアだけで、これが10%になっても世界の下から20位ぐらいである。」と指摘しているが、2010年のGDP比で見てみると、日は7%、米国は5.5%、イギリスが14.1%、ドイツは14.0%、フランスは14.5%となっている(租税負担率の内訳の国際比較)。つまり、

    池田信夫はなぜまともな作文をするのがこれほど困難なのか
  • 共和党政治の衰退と凋落 FT社説(フィナンシャル・タイムズ(翻訳gooニュース)) - goo ニュース

    (フィナンシャル・タイムズ 2013年10月1日初出 翻訳gooニュース) フィナンシャル・タイムズ社説 アメリカという共和国の根幹をなす民主主義の理想を大事にする人なら、連邦議会で起きている事態に当惑し落胆することだろう。 まずは、結果があまりに常軌を逸している。世界唯一の超大国が、特に金がかかりすぎるわけでもない行政サービスを停止させ、まったく無意味な形で自分たちの力を損なったのだ。それにも増して理解しがたいのは、この結果につながった議論の流れだ。議論の対象は少なくとも表向きは予算だったはずだが、その予算の詳細はほとんど俎上に載らなかった。その代わりに激しい争点となったのは、共和党内のティーパーティー勢の主張だった。医療保険改革の実施を延期しない限りはいかなる予算案も、それが暫定予算だろうと、絶対に議会を通させない――それがティーパーティーの強硬な主張だった。 この要求が通るはずもなか