<J1:仙台2-0神戸>◇最終節◇3日◇ユアスタ 特別な1年のホーム最終戦を、美しく締めた。仙台が神戸に快勝し、横浜が鹿島と引き分けたため、過去最高となるリーグ4位に食い込んだ。震災による影響を最も受けたクラブとして、被災地の「希望の光」となるべく奮闘した今季。手倉森誠監督(44)のもと、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場という大目標にも希望をつないでリーグ戦を終えた。 希望の光になる-。この1年、さまざまな思いを背負って戦ってきた仙台は最後までたくましかった。まずはエース赤嶺が4戦不発というチームの呪縛を解いた。前半19分に頭で先制弾、後半35分にはMF松下のミドルシュートにジャンプしながら左足で軌道を変え流し込むアクロバティックゴール。リーグ最少失点の堅守も最後まで崩れず、手倉森監督は「いい締め方ができた。44歳、4位です(笑い)」と胸を張り、すでに決定的となっていた来季の続投も