同機構のシミュレーションより。M9.1の地震による「すべり」分布(暖色)と、地震後の約3年間で生じるゆっくりとしたすべり(余効すべり)の分布(青線)。 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の影響で、次の宮城県沖地震が起きるまでの間隔が短くなる可能性がある――海洋研究開発機構(JAMSTEC)が5月20日、スーパーコンピュータを使ったシミュレーションの結果を発表した。 宮城県沖では、マグニチュードが7程度の地震が30~40年おきに繰り返し発生している。2011年1月の時点では「M7.5前後の地震が30年以内に発生する確率は99%」(地震調査研究推進本部)としていた。だが、11年3月の地震(M9.0)で広い領域のプレート境界で大きな「すべり」が発生し、どのような影響があるか把握できず、発生間隔や確率は「不明」となっていた。 同機構がスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を使い、地震発生
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