現役続行か、引退か-。この時期になると、その話はつきものだ。ヤクルト・石川雅規投手(37)は、プロ17年目のシーズンとなる来季も、現役続行をする意思を固めた。球団幹部が「(来季も)戦力として考えている」と構想に入っていることを明かした。 「チャンスをいただけるなら、恩返しをできるような活躍をしたい。もう一度優勝をして、恩返ししたい気持ちが強い」 今季は自身の思いとは裏腹に、苦しんだ。5年ぶり8度目の開幕投手を務め、セ・リーグ最年長記録となる37歳2カ月での開幕戦勝利。6月13日の楽天戦(神宮)では、プロ野球史上46人目の2500投球回を達成するなど、チーム最年長として若手を引っ張ってきた。 「一番近くで応援してくれる家族の笑顔をもう一度見たい」 家族の支えがあり、ここまで来た。年齢を重ねるごとに食事への意識が変わり、「若い頃からそういうのを意識すればよかったなと思う」と振り返るほど。登板後