子どもの頃に習うひらがな。今これを読んでいるほとんどの人が、あいうえおかきくけこ……という順番で習ったはずです。 当時はわけも分からず必死に練習していましたが、大人になってからよく考えてみると、1つの疑問が浮かびます。 日本語の五十音は、どうしてこの順番で並んでいるのでしょう? 実は、ほかの言語の影響を色濃く受けているのです。 子音と母音の組み合わせ 五十音の特徴として、子音と母音の組み合わせで表現されていることが挙げられます。子音が同じものは縦に、母音が同じものは横に並べられていますよね。 これは実は、中国語に由来しています。かつて中国では、漢字の発音を示すために「反切」という方法を使っていました。 反切とは、2つの漢字を組み合わせて1つの漢字の発音を表現するものです。例えば、「外(guai)」=「五(go)」+「会(kuai)」というように、1文字目の子音と2文字目の母音を組み合わせて
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