前回は、ダイイチルビーの競走生活を、ダイタクヘリオス、ケイエスミラクルと鎬を削った1991年の短距離戦線を中心に振り返りました。いずれも1月に行われた舞台「ウマ娘 プリティーダービー ~Sprinter’s Story~」のメインキャラなのですが、もう1頭、忘れちゃいけないのがヤマニンゼファーです。3頭の後を追うように台頭し、92、93年の短距離戦線を引っ張りつつ中距離にもチャレンジした名馬を「東スポ」と共に見ていきましょう。(文化部資料室・山崎正義) 1992年 天性のスピードを持った2頭が激突した1991年12月のスプリンターズステークス。最後の直線でケイエスミラクルが風になり、お嬢様・ダイイチルビーが華麗に走り抜けたあのレースに、ヤマニンゼファーも出ていました。 単勝42・3倍の10番人気。本紙では△が2つ付いていますが、ほとんどの新聞は無印だった記憶があります。なぜなら、ゼファーは