RARを象徴するザ・クラッシュの名曲を邦題に採用photograph by Syd Shelton[映画.com ニュース] 社会への不安と不満が渦巻く1970年代後半のイギリスで、人種差別撤廃を目的に“音楽”を武器に立ち上がった若者たちの運動「ロック・アゲインスト・レイシズム(略称RAR)」を追った音楽ドキュメンタリー「WHITE RIOT(原題)」が、「白い暴動」の邦題で4月3日から公開されることがわかった。BBCのドキュメンタリーを手掛けてきたルビカ・シャーがメガホンをとり、本作で長編映画監督デビューを飾る。 深刻な経済破綻状態にあった70年代後半のイギリスでは、市民たちの怒りが第二次世界大戦後に増加した移民たちへ向けられていた。街は暴力であふれ人種間対立が高まるなか、芸術家として活動していたレッド・ソーンダズを中心に数人の若者たちがRARを結成。差別への反発、不平等への反抗を主張す