雑誌、ネットを中心にいろいろやってます。 著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。 前の記事:書き出し小説大賞・第10回秀作発表 > 個人サイト バカドリルHP 天久聖一ツイッター >ライターwiki 書き出し小説秀作発表、十一回目である。 夜中、窓の外から痰を切る音が聴こえてくることがある。いわゆる「カーッ、ペッ!」というヤツである。おそらく年配者の咽から絞り出されたであろうあの音には、然しただの不潔さ以上に、人生そのものを凝縮した哀切な響きがある。短い音にあらゆる感情が込められているという点では、書き出し小説に似ているのではないだろうか。汚い例えで申し訳ないが。 今回も集まった珠玉の書き出し小説。その裡に秘められた切なる感情を読み取って欲しい。

