エジプトの首都カイロから郊外にあるピラミッドまでを結ぶ地下鉄の新たな路線が日本の支援で建設されることになり、観光の振興につながると期待されています。 建設が決まったのは、カイロの中心部からエジプト最大のクフ王のピラミッドがある郊外のギザまでの全長17キロを結ぶ地下鉄で、日本がおよそ330億円を援助します。 カイロでは19日、JICA=国際協力機構の緒方貞子理事長やエジプトのガンズーリ首相らが出席して地下鉄の建設に向けた調印式が行われました。 式のあと、緒方理事長は「日本が建設に協力する地下鉄によってピラミッドまで行くことができるのはうれしいことで、今後もエジプトの国づくりを支援したい」と述べました。 これに対し、エジプトのアブルナガ国際協力相は「日本の支援により新しい路線ができることになり、大変、感謝している。路線を開通させ、経済発展につなげていきたい」と述べました。 新たな路線は2020