京都府八幡市と久御山町の木津川に架かる上津屋(こうづや)橋(通称・流れ橋)が8日、7カ月半ぶりに通行止めが解除され、歩行者の行き来が可能になった。豪雨などをあらかじめ想定し、川の水位が高くなると固定されていない橋桁などが水に浮かんで流れる仕組みの橋だが、昨年10月の台風の影響で橋板や橋桁が外れ、改修工事が進められていた。時代劇のロケ地になるなど全国的にも知られた観光地で、市の担当者は「観光客が戻ってきてくれれば」と期待を寄せている。 流れ橋は昭和28年3月に架設された長さ356・5メートル、幅員3・3メートルの橋。木製の橋板や橋桁をワイヤで橋脚とつないでおり、川の水位が高くなると橋板や橋桁が水に浮かんで流れる。 近年は台風や豪雨により橋脚ごと流出するケースが相次ぎ、平成28年3月に構造を一新。橋脚の一部をコンクリート製にし間隔も倍に広げたほか、橋面を従来より75センチかさ上げした。 しかし