2008.06.08 サクラビスク その2 カテゴリ:陶磁器の画像 千玉堂さんのサクラビスクのアップです。 眉毛もまつ毛も、すべて手描きで描かれています。 比較するものがないのですが、 このサクラビスクの素地の色は、 磁器としては黒い焼き上がりを見せています。 瀬戸の磁器の始まりは、 有田より200年近く後の、江戸時代後期になってからになります。 有田の磁器は泉山陶石、天草陶石など 磁器にとって不純物が極めて少ない石を、 細かくすりつぶすことによって、 焼き物造りが可能な陶土が出来上がります。 しかし瀬戸には有田のような陶石はありません。 そこで当時、風化花崗岩の一種である、 瀬戸では「砂姿土」(さばつち)という砂利のような石をすりつぶし、 それに木節粘土や蛙目(がいろめ)粘土を混ぜることによって、 磁器土を生み出しました。 しかし原料の組成上、磁器の白さでは、 瀬戸は有田の白さにかないま
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