SMBC日興証券の幹部社員らが特定の銘柄について不正な株取引をした疑いがあるとして東京地検特捜部が4日夜、都内の本社を捜索し、金融商品取引法違反の相場操縦の疑いで強制捜査に乗り出したことが関係者への取材でわかりました。 特捜部は、幹部社員らから事情を聴いて、取引の詳しい経緯について実態解明を進めるものとみられます。 東京地検特捜部の捜索を受けているのは東京 千代田区のSMBC日興証券の本社です。 関係者によりますと、SMBC日興証券の幹部社員らは特定の銘柄について不正な株取引をしたとして、金融商品取引法違反の相場操縦の疑いがあるということです。 SMBC日興証券は去年6月、相場操縦の疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受け、東京地検特捜部も幹部社員らから任意で事情を聴くなど捜査を進めていました。 幹部社員らは、これまでの特捜部などの任意の調べに対し、取引の違法性を否定していたということで