(CNN) イスラエル商都テルアビブで14日、ネタニヤフ新政権の司法制度改革案に抗議する大規模なデモが実施された。 イスラエルのメディアが警察の推計として伝えたところによると、参加者8万人あまりが大雨の中、市中心部の広場や周辺の道路に集まった。 これに並行してエルサレム市街でもデモがあった。 参加者らはネタニヤフ首相をロシアのプーチン大統領にたとえ、イスラエルがハンガリーのような「半民主主義」や、イランのような「神権政治」国家になろうとしていると主張。イスラエルの将来を憂慮し、ネタニヤフ氏に「市民は民主主義の解体を許さない」と伝えるために参加していると語った。 レビン法相が先週発表した改革案は、最高裁判事の任命に審査委員会を設けるほか、国会が最高裁の判断を覆せるようにする内容。これに対して最高裁長官は12日、司法の独立を破壊しようとする傍若無人な攻撃だと非難した。