鳥取大病院救命救急センター(鳥取県米子市)の八木啓一教授(54)ら救急医4人全員が3月末、一斉に辞職する。激務による疲労や人員不足、病院への不満などが理由。八木教授は「体力、気力が限界。辞めて訴えるしかなかった」としている。 センターは重症患者を24時間態勢で受け入れる3次救急医療機関。4人が所属する救急災害科は平成18年に医師2人が辞職して負担が増し、若手医師は月約10回の当直が常態化していたという。ほかの診療科の医師3人と計7人で当直を回していたが、若手医師2人が昨年夏「ここにいたら忙殺される」と辞職を申し出て八木教授と准教授も辞意を固めた。八木教授は「病院は休日や時間外のお守り(おもり)が必要なだけで救急の専門家を求めていると思えない」とする一方、「鳥取を見捨てるようで、地元の人に非常に申し訳ない」と心境を明かした。 豊島良太病院長は「病院全体の協力態勢が整わなかったことが一番の原因
腎臓がん治療のため、保険適用対象となるインターフェロン治療と、保険適用外の「活性化自己リンパ球移入療法」を併合して受けた患者が、インターフェロン治療まで自己負担とされたのは不当として、インターフェロン治療に対する保険適用を求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。定塚誠裁判長は「インターフェロン治療に対する保険が適用されない根拠は見いだせない」として、患者側の請求を認めた。 厚生労働省によると、現在認められていない「混合診療」を認めた判決は初めて。 【用語解説】混合診療 一般の保険診療と、保険が効かない自由診療を併用する治療をいう。混合診療を行うと、すべての診療が自由診療の扱いとなり、患者は医療費すべてを負担しないといけなくなる。 混合治療を認めると患者の医療負担が大きくなるため、所得によって医療内容に差が出るといった理由で、現在は認められいない。一定のルールをつくった上で解禁すべきという
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