福岡市の公明党市議が税金で海外視察に行きながら、視察後、他人のホームページなどを丸写ししたリポートを市議会議長に提出していた問題で、その公明市議がこのリポートをこっそりと「撤回」していたことが、十四日までに明らかになりました。 フランス・イタリア・スイスなどを十日間の日程で「視察」(二〇〇五年十月)した公明党の中原貢、黒子秀勇樹、石田正明の各市議らは、一人九十九万九千四百五十円という上限百万円ぎりぎりの費用を使いきりました。 視察後に出したリポートは、他人の文章をほとんど丸写ししたものを、あたかも自分の文章であるかのようにして市議会議長に「報告書」として提出していました。 日本共産党市議団がこの問題を調査し、記者会見で公表すると新聞やテレビをふくめ市民の大きな批判が起きていました。 公明党市議らは、丸写しした報告書を「撤回のうえ別紙のとおり再提出します」として、今月二日付で新リポートを提出