福田康夫首相の政治資金・選挙費用の収支報告書に添付された領収書に、あて先の書き換えなど多数の変造が見つかった――。「赤旗」日曜版九月三十日号のスクープ報道が反響を広げ、福田首相も二十八日、「最高責任者として汗顔の至りだ」と事実を認めました。首相は「事務的ミス」としていますが、そんな弁明ですむ問題ではありません。(三浦誠、山田健介) 首相認める この問題は、日曜版編集部が情報開示請求で群馬県選管から領収書コピーを入手して明らかになりました。 変造された領収書は、福田氏が支部長の「自由民主党群馬県第四選挙区支部」の政治資金収支報告書(二〇〇三年、〇四年、〇五年分)と、総選挙の選挙運動費用収支報告書(〇三年と〇五年)から発見されました。 領収書のあて先をわざわざ二重線で消し、「自由民主党群馬県第四選挙区支部」や「福田康夫選挙事務所」の判を押していました。また、「白紙」と見られる領収書に、あて先と