合宿させて「お百度参(ひゃくどまい)り」「滝行(たきぎょう)」の強要―。日本共産党の吉良よし子議員は23日の参院予算委員会で、ブラック企業が「研修」に名を借りて行っている重大な人権侵害の実態を告発し、是正を求めました。塩崎恭久厚労相は「悪質な研修の把握につとめていきたい」と答えました。 会社にたてつかない労働者をつくるため、業務と関連のない“精神修養”や“苦行”を押し付ける「ブラック研修」がまん延しています。吉良氏は、「ブラック研修」には(1)眠らせない(2)外部との連絡を遮断する(3)競争・序列化(4)アイデンティティー(人格)の破壊―の四つ特徴があると指摘。医療関連企業が宗教法人に依頼して行った「ブラック研修」のスケジュール(図)を具体的に示して、実態を告発しました。 それによると2泊3日、朝から晩まで“寺修行”ともいうべき「研修」でぎっしり埋まっています。 「(1日目の)夜の写経時間
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