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ブックマーク / blog.m-sports.tv (4)

  • YUKI | マキタスポーツ コラム

    JUGEMテーマ:音楽  ”シッポを掴ませない”タイプのアーティストというのがいます。 「作詞作曲モノマネ」的な観点から言えば、これはネガティブな意味になりますが(ネタになりにくいから)、決して否定的な意味合いはありません。矛盾しますが、むしろ優れて”特徴的な特徴”とも言えるでしょう。 「WOWOWぷらすと」というUST番組をやっているんですが、ここでYUKIさんをテーマに語りました。YUKIさんは典型的にシッポを掴ませないタイプです。 一つには、彼女が作詞作曲を手がけない(作詞はやる)タイプのアーティストという要因はあります。でも、それ以上に彼女が代理店的発想というか、プロデュース感覚に優れた表現者であり、自分でオートクチュールまではしないが、人と人とを化学反応させ、キュレーションし、スタイリングする「音楽スタイリスト」タイプのアーティストだからだと思われます。男だと福山雅治さんなんかも

  • 「音楽性」 | マキタスポーツ コラム

    JUGEMテーマ:音楽「スウィートソウル」 音楽に感動したことがない、又は、感動の仕方がわからない人に勧めたい。音楽であって音楽じゃない音楽が世間にはいっぱいあります。この曲は抑制と、どうしようもない官能があります。曰く言いがたい「せつなさ」を、言葉でなく、演奏とそこから発生する「空気」で表現するこの感じ。コードもアレンジも詞も声も、こんなに完璧な融合はそうそうあるもんではありません。これが音楽の「神髄」です。 「会いたい…せつないこの気持ち…♪」みたいなことを唄っちゃう、それを聴いて充足してしまう人達にこの官能性はわからないでしょう。それはただ擦るだけの幼稚なオナニーです。この曲は相当エッチなんです。 小説や文学には「行間」があります。そこに何を漂わせるかが重要だったりするんですが、音楽も、音が鳴っていない「間」に、いかに音楽を聴こえさすかが最大の醍醐味なんです。それが文学性ならぬ、いわ

  • 現代大喜利と競技化 | マキタスポーツ コラム

    JUGEMテーマ:エンターテイメント 『IPPONグランプリ』を見たのですが、90年代以降「発想ゲーム」になった大喜利は、いよいよ”専門職化”した感じです。 その象徴がバカリズムです。今のバカリズムなら全盛期の松人志さんにも勝てるでしょう。そのぐらいバカリズムは大喜利のみに強さを進化させ、発達、特化した”大喜利マシン”です。 決勝で千原ジュニアさんが彼に二度目の敗北を喫するのですが、ジュニアさんは他の能力も持ち合わせている現在最高のユーティリィティープレイヤー。また、お笑い芸能人としての使命感がもっと壮大な「天下取り」というベクトルなので、バカリズムの「大喜利天下取り」に比べるとその意味においては散らかっているのでした。『総合格闘技が強くても、ボクシングの世界チャンピオンにはなれない』ということです。(ちなみに芸能界は、総合のチャンピオンが真のチャンピオンなんですが) 更に、「現代大喜利

  • 「作詞作曲モノマネ」について、マキタは… | マキタスポーツ コラム

    JUGEMテーマ:芸能  「作詞作曲モノマネ」について書いておく。了簡のようなものと思っていただきたい。 楽曲を模写するという手法自体はさして珍しくはない。清水ミチコという偉大なる先人もいる。 私は物まね番組、あるいは番組内物まね企画で露出があったためか、物まね芸人として見られることが多い。しかし私は自分のことを物まね芸人ではないと考えている。何故なら物まね”は手段”であって”目的”じゃないからだ。 私の定義では、物まね芸と他とははっきり区分けされている。私は、対象と同化するのを目的とする芸を物まね芸と考える。その意味ではイッセー尾形も、友近も物まね芸人だ。キャラクターに匿名性を持たせてるだけで質的にはそういうこと。 では私はどうか。キャラクターを、あるいは物まねを一枚乗せた方が伝わりやすいからそうしているのであり、ネタや、自分の主張というスコアが見え易くするための装置として便宜上それを採

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