『遊川和彦への挑戦状 30分だけの愛』公式サイトより 『家政婦のミタ』(日本テレビ系)や『純と愛』(NHK)で知られる遊川和彦は、不快な場面をあえて描くことで賛否を巻き起こし、登場人物が激しい感情をぶつけ合う姿を見せることで視聴者を引き込んでいく、挑発的な脚本家だ。近年では作品だけでなく、歯に衣着せぬ発言を繰り広げる本人の面白さにも注目が集まっている。 そんな遊川の個性そのものを売りにしたのが、1月2日に放送されたスペシャルドラマ『遊川和彦への挑戦状 30分だけの愛』だ。本作は読売テレビ開局55周年を記念して制作された企画で、無茶なお題に対して遊川が挑戦するというバラエティ的な面白さもある作品だった。 本作で遊川に課せられたお題は2つ。1つは遊川がダーツの矢を三本投げて決まった3つの設定を元に脚本を執筆すること。もう1つは遊川自身が演出を務めるというものだ。遊川は脚本家でありながら、撮影現