頭を抱える悩むポーズで知られる山口県周南市徳山動物園のマレーグマ・ツヨシにちなんだ「ツヨシくん弁当」が3月末で姿を消そうとしている。 製造・販売元の徳山駅弁当(周南市)が他の弁当会社と合併するためで、代わって園内で弁当を販売する業者は「メニューは未定」としている。 ツヨシくん弁当は、動物園がツヨシ人気にあやかって徳山駅弁当に商品開発を持ちかけ、2007年に誕生した。クマの顔をかたどった容器に、ハンバーグやエビフライ、フライドポテト、おにぎりなど、子どもたちの好物を詰めて450円。園中央広場の売店に置かれ、休日は売り切れるほどの人気メニューだった。 徳山駅弁当は、JR徳山駅前などで展開しているが、コンビニエンスストアなどの進出で売り上げが落ち込み、経営効率化のため、小郡駅弁当(山口市)と下関駅弁当(下関市)との合併を決め、昨夏、同園に今年度限りでの撤退を伝えたという。 4月から新たに売店の営