JR神戸駅(神戸市中央区)にかつてあった、皇族が休憩などに利用した「貴賓室」が、「スターバックスコーヒーPLiCO神戸店」に生まれ変わった。シャンデリアや暖炉など、高級感漂う当時の面影が残り、さっそく話題になっている。 JR西日本などによると、貴賓室は1889(明治22)年に完成した2代目の駅舎に設けられた。 1934年に3代目の駅舎ができた際、現在の場所に移転したと伝えられている。 戦後は47~68年に昭和天皇が2回、当時は皇太子だった上皇さまが1回立ち寄られた記録が残るという。 72年に山陽新幹線の新大阪―岡山間の開業で、新幹線が止まる新神戸駅が新しい玄関口に代わると、貴賓室は駅長室として使われるようになった。 2016年から別の飲食店が客席として再活用したが、23年1月に閉店。皇族が座ったという「玉座」はすでに撤去されている。 一方、スタバはもともと12年から神戸駅構内で営業していた
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