政府は、クーデターを起こしたミャンマー国軍に異を唱え、解任された在日ミャンマー大使館の外交官2人の国内滞在を当面認める方針を固めた。政府関係者が26日、明らかにした。2人は解任を機に日本国内での在留資格を失う可能性があったが、帰国を強いれば2人の身に危険が及びかねず、人道上の配慮が必要だと判断した。だが、ミャンマー国軍が態度を硬化させかねないため、公式には方針を曖昧にし続ける方向だ。 解任されたのは、1等書記官のアウンソーモー氏と2等書記官。日本政府関係者によると、2人は3月、軍政への抵抗から職務を拒む「市民不服従運動」への参加をネット交流サービス(SNS)で表明。ミャンマー当局は同月中に2人を解任し、旅券(パスポート)を無効化したと日本の外務省に伝達した。2人は日本国内の知人らの所へ身を寄せている。
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