今何かと話題な派遣社員の身分バリバリなわたしですが、今の職場では秋から春にかけて繁忙期です。で、先日発売になった『市川崑大全』なども重なって、本当に秋は忙しかった。原稿書くのは当然ものすごく嬉しい作業なので、自分の無能さに悶絶したり日々絶え間なくあがきながらも、でも直感を的確に指す言葉や文章を見つけたりした瞬間は、何よりも歓喜と結びつくから苦ではないのです。しかし目先のお金を稼ぐ仕事もしなければいけないから、最近は心の余裕がなかった。 で、今週原稿仕事が終わって、急にヒマになったから仕事帰りに、普段行かない職場近くの本屋へ寄ったのですが、どこに何が置いてあるのか見当がつかなくて、ちょっとショッキングでした。学生時代なら、初めて入る本屋でも目ざとくお目当ての本の棚は見つけてた気がしたのに…。長らくamazonでしか本を買ってなかったので、新書や文庫が、どの出版社がどの装丁という流し見で自然と