2010年3月18日、環球網によると、フランス国際ラジオ放送局は同日、夫が出稼ぎで不在の中国の農村女性は約5000万人に上ると報じた。中国の農村では出稼ぎ労働者として都市へ働きに出る男性が多いが、その陰で夫不在の生活が続き辛い立場に立たされている女性が増えている。 統計によると、半年以上夫と別れて生活する農村女性の数は09年時点で約5000万人に上る。彼女たちは夫不在という精神的に厳しい状況に置かれているだけでなく、年老いた両親や祖父母、子どもの面倒を見るという重責も担っている。 【その他の写真】 調査によると、こうした女性は重労働やストレス、単調な生活、経済的な重圧にさらされており、特に体力的にギリギリの生活をおくっているという。こうした状況を背景として離婚に発展するケースも増加しており、農村では夫の長期の出稼ぎをきっかけとした離婚が50%以上を占めるという。(翻訳・編集/岡田) ☆☆☆