◇競泳・パンパシフィック選手権 競泳で日本のメダル獲得数は13個と、06年の前回大会の24個から後退した。日本代表の上野広治監督は「反省が多い。本番で力を出せない未熟な部分もある。(ロンドン五輪に向け)正直言ってゼロからのスタート」と振り返った。 金メダル2個の北島頼みが浮き彫りになり「ちょっと困っている」と上野監督。背泳ぎの入江陵介(イトマンSS)、日本選手権で平泳ぎ3冠の立石諒(NECグリーン)ら北島の後に続く若手がふるわなかった。上野監督の評価も「五輪で戦える選手をいかに出していくかの収穫は少ない」と厳しい。 米国、オーストラリアとも選手によって調子にばらつきがあり、必ずしもトップレベルでの争いではなかった。その中での苦戦に平井伯昌ヘッドコーチは「金を狙えるのはまた北島だけか、というのは危機。選手はもっと覚悟を決めてほしい」と注文をつけた。【小坂大】 ☆☆☆ キャンプ道 キャンプの生