その実際の省エネへの効果を測定するのは難しいが、日本のサラリーマンの制服ともいうべきスーツからの脱却を促す試みは、経済には貢献していることが具体的な数字で明らかになった。 日本の百貨店の6月の紳士服・洋品売上高は、前年同月と比較して増加した。このプラス転換はたいへんなことなのだ。日本百貨店協会のデータによると、それまでは8カ月連続で落ち込んでいた。 このトレンドは、今週初めに発表された日本の4ー6月期国内総生産(GDP)データにも波及している。衣料品などの「半耐久財」消費は、前年同期は減少したのに対して今年は伸びている。スーパークールビズに伴う夏服の売り上げ増加が貢献したようだ。 協会の広報担当者は、売り上げは好調だとし、クールビズが初めて導入された2005年に匹敵すると述べた。 高島屋の広報担当、内山勘一氏も、スーパークールビズ絡みの同社の7月の売上高は前年同月比4.3%増となったと述べ