NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は7月6日、情報セキュリティに関する報告書「サイバーセキュリティ 傾向分析レポート2010」を発表した。本レポートは、同社が情報セキュリティ関連サービス(セキュリティ診断サービス等)を顧客に提供した際に得られたデータをもとに分析したもの。 レポートによると、同社が提供するセキュリティ診断サービスの対象システムのうち、31%は何らかの形でリモートログインサービスを公開し、第三者からのアクセスを許していた。また、FTPに限らず「非暗号化通信によるリモートログインサービスを公開している」システムが22%存在した。さらに、「Gumblar」およびその亜種がターゲットとしている「FTPサービスを公開している」システムが11%存在した。 情報システムの基盤部分を狙う攻撃は現在でも非常に多いが、この部分の対策は進んでいる。しかし、注意すべき問題の発見割合につ