特許庁の基幹システムはなぜ失敗したのか。元内閣官房GPMO補佐官、萩本順三氏の述懐 - Publickey を読んで。 内容を要約すると、発注側がIT技術の生かし方が分からず、そのため業務フロー設計も無用な産物で大量に作成しつつ、開発ベンダーに丸投げという体制が続く限りだめになる、って感じだ。 実際これは、開発現場に於いてよくあるパターンであり、よくある愚痴である。 「この客、全然要求が整理されてねぇ!」 「自分たちの業務が整理できてねぇ!」 「詳細が見え始めてからの要件変更が多すぎる!」 などなど。 確かに、上記は発注側として解決していくべき問題・課題ではあるかもしれない。 ただ、個人的には「発注側の責任」をグチグチ言う前に、開発側で他に取るべき手段があるのではないか?と思う。 というのも、発注側のプロジェクトの人間は、そのような業務全体を設計するような経験もなければ、それをできるだけの