この連載では、無料で使える最新の仮想化ソフトウェア「Hyper-V Server 2012 R2」について、基本的な使い方から少し進んだ使い方までを紹介していく。初めてHyper-Vに触れるという読者の皆さんにも、できるだけわかりやすくお話していきたい。最終回の今回は、物理マシンを仮想化する「P2V」、仮想マシンのエクスポート/インポート、そして仮想マシンを「Windows Azure」クラウド上へ移し、実行する方法を紹介する。 “P2V”で物理マシンを仮想化の世界へ 第1回記事で簡単に触れたが、仮想化には「サーバー統合」や「仮想デスクトップ環境(VDI)」といった活用法がある。いずれも、これまで多数の物理マシンとして存在していたものを仮想化し、1台の(または少数の)物理マシン上に集約するのが主な目的となる。 こうした作業の際、いちいち新しい仮想マシンを作成し、元の環境通りにOSやアプリケ
