4月27日に行なわれたIntelのアナリストミーティング、5月23日から開かれたMicrosoftのWinHEC、この2つのイベントで共通して大きくフィーチャーされていたのがUMPC(Ultra Mobile PC)だ。 すでに先進国においてPCは一通り行き渡っており、PC市場全体の成長は発展途上国、中でもここ最近の経済発展がめざましいBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)にゆだねられている今、先進国での新たな需要を掘り起こす「2台目」のPCの有力候補と見られているわけだ。 しかしこのUMPC、わが国ではあまり評判がよろしくない。UMPCの仕様自体は、決して固定的なものではないというものの、ミニマムの要求が低すぎて、本気で取り上げてもらえないという感じである。 難しいのは、この種のデバイスの利用モデルをどう考えるか、という点だ。あくまでも補助的な役割のデバイスとして割り切るのがUMP