(CNN) サウジアラビア政府は29日、高さ1キロの世界最高層ビル「ジッダ・タワー(旧称キングダム・タワー)」建設に向け、12億3000万ドル(約1515億円)のプロジェクト予算を確保したと発表した。 ジッダ・タワーは紅海を臨む200階建ての超高層ビルになる予定で、既に26階まで建設が進んでいる。2020年に完成すれば、ドバイにある「ブルジュ・ハリファ」(約827メートル)を抜いて世界一の高さになる。 建設には7万トンの鉄鋼など膨大な資材が必要になる。基礎部分は60メートルの深さに達し、海水にも耐えられるコンクリートを採用予定。ビルの形状は数階ごとに変化させ、風がまともに当たらないようにする。 同タワーを含むジッダ・シティ建設プロジェクトの総工費は84億リヤル(2700億円)。契約に調印したジッダ・エコノミック・カンパニーは「本案件で我々は、不動産開発における未踏の高さに到達する」とコメン