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  • 真紅組 番外公演『新・幕末純情伝』 - 習慣HIROSE

    真紅組の山美和子のよるプロデュース公演だ。もちろん作、つかこうへい。演出は諏訪誠。つか芝居に山美和子さんが16人の男たちを従えて体当たりで挑戦する。 今に時代につかこうへいを演じることは実に無謀だ。熱狂の時代はもう遠く、今、このハイテンションは過去の話だ。この芝居に乗れる観客はもういない。あの頃、唾を飛ばして、汗まみれになって、無茶苦茶な論理を振り回して僕らを感動の渦に巻き込んだつか芝居は、今では観客を醒めさせるばかりだ。どれだけ熱く演じても反対に空回りする。それでも、ドンキホーテよろしく、あえて、つかに挑戦しようとする愚行をこの芝居は冒す。 そして、成功した。なぜ、そうなるのか。ひとえにプロデュースし主演した山さんのこの作品に賭ける情熱のなせる技だ。2時間ずっとセンターに立ち、たったひとりでむくつけき男たちと対峙した。彼女の熱い想いが、空回りすることなくストレートに伝わってくる。そ

    真紅組 番外公演『新・幕末純情伝』 - 習慣HIROSE
    kogurenob
    kogurenob 2014/06/03
    メモ
  • 『野のなななのか』 - 習慣HIROSE

    このタイトルは読みにくい。どこで区切るといいのか、ちょっと悩む。「なななのか」が「四十九日」のことであるということは、映画を見たならすぐにわかる。ある老人の死を描く。彼の四十九日までのお話だ。そして、彼の92年の人生のお話でもある。どんなふうにして生きたのか。死んだあと、彼の死を家族はどう受け止めるのか。死は終わりではない。永遠に続く人間の営みの一部でしかない。誰かの死は、誰かの生へと受け継がれていく。死は終わりなんかではない。 大林宣彦監督は『この空の花』に続いて生と死についての壮大なドラマをここに紡ぐ。戦争や震災をテーマに据えて、この2部作が描くのは人生の終焉を迎えようとする大林さん自身の感慨であると同時に、今、自分に何ができるのかという決意表明でもある。だから、これは彼の映画人生の総決算ではなく、現在である。いくつになっても現役の映画監督として、今の自分にできる最大限の挑戦に挑む。だ

    『野のなななのか』 - 習慣HIROSE
    kogurenob
    kogurenob 2014/06/03
    四十九日なのか。法事関係ならとりわけ観なくちゃ
  • コトリ会議『こりす池のともぞう』 - 習慣HIROSE

    こんな素晴らしい作品が誕生するなんて、ほとんど奇跡じゃないか、と思う。もちろん、山正典が才能豊かな作家であることは、誰もが知っている事実だ。コトリ会議が関西を代表する劇団であることも、かなりの人たちがすでに知っている。でも、いきなりこんな傑作を作ってしまうなんて、なんか騙された気分だ。もっと、ゆっくりここにたどりつくと思っていたから、今は興奮と動揺とを隠せない。 でも、まぁ、いいじゃないか、と少し落ち着く。2時間20分、休憩5分(5分、というのがいい)を挟む2部構成ということを聞いて気合いが入っているな、と身構えたけど、そんな期待なんか遥かに超越するのだ。なんだ、このスケールの大きさは! しかも、とてもコトリらしいぞ。だいたい登場人物が、「コトリたち」だし。最初から気合いの入り方が違う。でも、それが空回りしなければいいなぁ、なんて最初は少し余裕かまして見始めた。だが、すぐに、そんな余裕な

    コトリ会議『こりす池のともぞう』 - 習慣HIROSE
    kogurenob
    kogurenob 2014/06/01
    「気負うことなく、こんなにも自然体で、これだけのお話をさらっと見せる。天才作家山本正典から眼を離すな!」そうだっのか。不覚にもまったく知りませんでした。
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