加藤勝信厚生労働相は4日の記者会見で、健康保険証とマイナンバーカードを一体化した「マイナ保険証」に別人の情報がひも付けられていた問題に関し、健康保険組合など医療保険を運営する全国の保険者約3400団体のうち、293団体で、ひも付け方法が不適切だったことを明らかにした。全団体の約8・6%を占める。 これとは別に、1010団体(同約29・6%)で、ひも付けが正確な作業だったかどうか確認できない部分があったと発表した。 厚労省は5月23日に各保険者に対し、6月末までに過去の登録方法を点検するよう要請していた。 加藤氏は会見で、各保険者に登録されている個人情報が漢字の氏名、カタカナの氏名、生年月日、性別、住所の全てで正確なものかどうか、確認を徹底するよう改めて求めた。 ツイッターで「マイナ返納運動」広がる デジタル化の「安心な鍵」も 課題多いマイナカード マイナカード名称変更も 河野氏、総点検は「