アルバム・タイトルの『musium』(ミュージアム)とは“museum+music”。音楽と博物館を重ね合わせた、スキマスイッチらしい造語だ。4thアルバム『ナユタとフカシギ』以来、2年近いインターバルを置いての今作は、そのタイトルどおり彼らのバリエーションに富んだ音楽を1曲ごとに展開。歌詞のテーマも、サウンドの探求も、実に多彩なアプローチを見せている。 どっしりとした存在感を放つオープニング「時間の止め方」は、スキマスイッチからの“音楽への対し方”の提案だ。またポップシーンに対する皮肉たっぷりの「ソングライアー」は、自分たちの音楽愛の“純度”を試しているようで、ニヤリとしてしまう。そうしてアルバム終盤に置かれた最新シングル「晴ときどき曇」は、視線を日常に戻して、その大切さを歌う名曲。 さて、大橋卓弥と常田真太郎の二人が、この“音楽博物館”に託した思いとは? EMTG:「時間の止め方」は、