いやー、盛り上がって参りました北京五輪! かねがねその安全性や、選手たちに起こるであろうさまざまなトラブル、予想される競技運営のずさんさなどから、心配に思っていた北京五輪が、いよいよ本格的に危なくなってきました。世界中から非難を集めているチベット弾圧により、これまでのん気な五輪ムードだった国々も豹変。ヨーロッパを走り始めた聖火リレーが、厳戒態勢の警備側と、それを取り巻くチベット弾圧に抗議する側の人々、さらに現地中国人が入り乱れる大混乱に陥っているのです。 聖火リレーすらまともにできない大会が、本番だけうまくいくなんてとても思えませんので、大会の失敗はもはや確実。あとは、警備員に被害が出るのか、観光客に被害が出るのか、現地中国人に被害が出るのか、選手に被害が出るのか…の違いだけ。1972年のミュンヘン大会ではイスラエル選手団がパレスチナゲリラに殺害されたり、1996年のアトランタ大会では