ディー・エヌ・エー(DeNA)と横浜市は4月24日、自動運転社会における地域交通の在り方を考える共同プロジェクトをスタートした。取り組みの第1弾として、DeNAが開発中の自動運転バス「Robot Shuttle」(ロボットシャトル)の一般向け試乗イベントを27日と28日の2日間、金沢動物園(横浜市金沢区)内の一部エリアで実施する。 園内での定期運行に向けた検証を行いつつ、自動運転に対する人々の理解を深めるのが狙い。特に横浜市では高齢化やニュータウンの老朽化による交通弱者の増加を見据え、無人運転車やAI(人工知能)の活用によって中長期的な課題解決に取り組むという。 試乗イベントでは、動物園内で指定された片道約180メートルのルートを往復で運行。乗車人数は最大8人とし、乗降案内や緊急時対応などを行うオペレーターが1人同乗するという。走行スピードは「歩くよりも少し速い程度」にとどめる。