高所作業車を使ったヤシの木の枝打ち作業=国土交通省宮崎河川国道事務所提供現在の国道沿いのヤシの木=宮崎市、国土交通省宮崎河川国道事務所提供1979年の国道沿いのヤシの木=宮崎市、国土交通省宮崎河川国道事務所提供 南国・宮崎のイメージを演出してきた国道沿いのヤシの木が、少しずつ迷惑な存在になりつつある。植えてから30〜40年になり、背丈が伸びすぎてしまった。手入れが大変なので、どうするか。国土交通省は対策を考え始めている。 問題になっているのは、宮崎空港と宮崎市中心部を結ぶ国道10号と220号にあるワシントンヤシ。1970年代から植えられ、約15キロにわたって中央分離帯に849本がそびえる。 宮崎県の木・フェニックス(カナリーヤシ)と同じように、ヤシ科の街路樹は地元でおなじみだ。しかし、上へ上へと成長する。特にワシントンヤシは伸びやすく、植えたときは4〜5メートルだったが、今では20メ