数メートルの高さまで積み上げられたがれきの山=熊本県阿蘇市の市農村公園あぴかで2012年7月21日午前10時4分、丸山宗一郎撮影 九州北部豪雨で家屋損壊124件、床上・床下浸水2346件の被害が出た熊本県阿蘇市で、がれきの処理が問題化している。市が設けたがれき置き場は既に大量のがれきが積み上がり、異臭も出始めている。市は業者を通して焼却処分する方針だが、異臭のため中止になったイベントもあり、処理が遅れれば夏の阿蘇観光にも影響しそうだ。 市は13日、市農村公園や一の宮総合運動公園など6カ所をがれき置き場にしたが、がれきは増え続け、市民環境課は「今後どれくらい運ばれてくるか予想もつかず、処理のめどが立たない」。 このうち、農村公園では駐車場の半分以上にわたって数メートルの高さまでがれきが積み上がり、異臭が鼻をつく。 市観光協会は農村公園駐車場を会場に、毎月1回、地元の食と農をテーマにしたイベン