11日午後1時5分ごろ、神戸市灘区のJR東海道線六甲道-灘間にあるJR摩耶駅の新駅建設現場付近で、足場のようなものが崩れ、下り線路をふさいでいるのを、野洲発加古川行き下り快速電車(乗客約600人)の運転士が発見。非常ブレーキをかけて手前で停車した。現段階ではけが人は確認されていない。 JR西日本によると、新駅建設現場の足場が崩れたとみられ、新駅南側に2本走っているうち1本の線路に、がれきが縦横3メートル程度覆いかぶさったとみられる。 このトラブルに伴い、がれきで覆われていない下り線を走行していた長浜発姫路行き新快速電車も、現場付近で停車。乗客約800人が電車を降り、徒歩で避難しているという。 JR西は東海道線甲子園口-西明石間で運転を見合わせている。 摩耶駅は、東の六甲道駅まで1.4キロ、西の灘駅まで0.9キロに位置する。ホームの上に駅舎を設置する橋上駅舎で事業費約40億円。平成28年春に